一般社団法人 防府医師会 防府看護専門学校

防府看護専門学校生がホンネで語る!学生座談会

一日のスケジュールはどうなっているの?
働きながら本当に授業についていけるの?
センパイたちが学生生活についてホンネで語り合いました。

Profile

画像:学生近影
徳本宗平さん 准看護科

防府市出身。大学、公務員学校と回り道をした後、医師を目指す親友に刺激されて、防府看護専門学校に入学。母・祖母は元看護師、叔父は医師で、皆、尊敬できる存在。趣味はゲームとドライブ。社会人バレーボールチームに所属。

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高橋夏音さん 准看護科

生まれは防府市。小学生のときに広島県へ移住。看護師の祖母に憧れて中学生の頃から看護職を志す。防府看護専門学校で勉強に励みながら、祖母と同じ病院に看護助手として勤務している。5人兄弟の長女。好きなマンガは『ワンピース』。

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野村茉耶さん 准看護科

生まれは福岡県。幼稚園児のときに防府市へ移住。幼い頃の入院、祖母の入院をきっかけに、看護師を志す。病院で看護助手を務めながら通学。憧れだった看護師に少しずつ近づいている実感があり、毎日が充実している。特技はピアノ。

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天野未来さん 准看護科

人の役に立つ仕事に就きたくて看護の道へ。母親の勧めもあり当校に入学。病院で看護助手を務める中、個々の患者に合った接し方や距離の取り方などを身をもって学び、知識を深めている。趣味は音楽を聞くこと。好きなキャラクターはカビゴン。
※リモートにて参加

01 そもそもどうやって防府看護専門学校を知ったのですか?

徳本さん

看護の道に進もうと決めたのが12月とかなり遅いタイミングでした。その時点でインターネットで調べたところ、地元で受験可能だったのが3次試験のあったこの学校だけでした。

天野さん

母の知り合いの看護師さんがこの学校の卒業生だったので、母から入学を勧められました。その看護師さんからも「働きながらは大変だけど、その分経験を積むことができると思う」と背中を押してもらいました。

野村さん

自宅から近いため、以前からこの学校の存在は知っていました。パンフレットやインターネットで看護学校の情報を収集する中で、中学時代の先輩から「働きながら学べるっていいよ!」と、この学校を勧められました。

高橋さん

看護師になりたくて、中学生のときから山口県内の看護学校を調べていました。この学校の存在を知ったのは高校3年生の夏休み前。防府の病院で働いている看護師の祖母が教えてくれました。

先生からのコメント

家族や学校の先生の勧め、中学・高校の先輩が在学していることが大きく影響しているようです。「学校の雰囲気を知りたい」「在校生から話を聞いてみたい」という方向けには、随時オープンキャンパスを行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

02 防府看護専門学校へ入学を決めた理由をお聞かせください。

高橋さん

生まれた場所である防府に愛着がありました。とはいえ、友達や知り合いがいないので最初は不安でしたが、この学校の卒業生が祖母と同じ病院で働いていたこと、その病院の先生が講師として教えに来られていることなどから、安心して入学することができました。

天野さん

看護師の資格を取得後も防府の病院で働きたいので、地元の病院で働きながら通学できることに魅力を感じました。また、実際に看護師の仕事を見ることで、知識をより深めることができると思い、この学校に決めました。

野村さん

私も働きながら学べるという環境に魅力を感じました。勤め先の病院の副院長先生に勧められたことも影響しています。

徳本さん

実家から通えるので金銭面でも安心でした。また、他の看護系の学校に比べて学費が格段に安く、医師会に属する病院で働けば病院側が学費のいくらかを負担してくださることも大きな魅力でした。

先生からのコメント

当校は、防府医師会の先生方などの外部講師を迎え、地域に密着した看護師を育てています。教科書の学びだけではイメージしにくいこともあります。学んだことを実際の臨床現場で照らし合わせることで、より理解を深め、実践力や即戦力につなげることができます。

03 「働く」と「学ぶ」の両立は、実際どんな感じですか?

天野さん

1日2教科ずつ学んでいくので、復習しやすく、頭も整理しやすいです。ベッドメイキングや寝衣交換などの実技は、日頃職場で行っているので、確実に力がつくと思っています。今まで分からなかった専門的なことが理解できるようになり、できないことができるようになっていくので、やりがいが大きいです。

徳本さん

平日の午前中は自宅でゆっくり過ごし、午後からは学校、夜はアルバイトをしています。休日は終日アルバイトに費やされます。
実技はとても難しいです。看護師が当たり前のようにこなしているのは、たくさんの練習の経験を積み重ね、会得した技術の裏づけだとよくわかります。

高橋さん

学業と仕事の両立は思った以上に大変です。午前中の勤務が終わると、急いで昼食をとり、午後からは学校です。仕事が休みでも学校があるので、完全に1日フリーという日はありません。

野村さん

仕事は大変ですが、確実に看護師に近づいている実感があります! 授業で習ったことを次の日から現場で実践できますし、実習のときには率先してできます。授業中の先生の説明も理解しやすいです。

先生からのコメント

自分で学費を稼ぎながら通っている学生が大半です。自立した生活を送ることで、視野が大きく広がり、社会人としての基礎も身についていきます。臨地実習が始まると仕事との両立が大変になりますが、各病院の指導者のもと、学生たちは多くのことを学んでいます。

04 防府看護専門学校の魅力を教えてください!

天野さん

働きながら学べるところです。1日中勉強するのではなく、2コマずつゆっくりと学習を進めることができるのは、防府看護専門学校ならではの魅力だと思います。

高橋さん

他の学校は、短期間で知識や技術を身につけなければならないため、授業が過密で、課題に取り組むことも大変だと聞きます。この学校は、2年かけて准看護師、3年かけて看護師と徐々にステップアップしていくのでより詳しく学べます。仕事と授業が半日ずつなので、気分も変わり、メリハリのついた生活を送ることができます。

野村さん

クラスメイトが同じ職場で働いているので心強いです。患者さんの援助の方法など「自分だったらこうするよ」というアドバイスを参考にすることもあります。また、介護施設で働いている人の話を聞くと、こんな視点でケアをしているのかと勉強になることもあります。

徳本さん

幅広い年齢層の方がいるので、そこから学べることもたくさんあります。学業に仕事、さらに育児と、二足、三足のわらじを履いて学んでいる方は、物事を同時かつ計画的に進めていてスゴいなと。勉強になることが多いです。

天野さん

入学してすぐの頃は同級生が少ないことに少し不安もありましたが、グループワークの際、年上の方々が自分では思いつかないような考えを述べられたり、リードしてくださったりするので、たくさんの刺激をもらっています。

先生からのコメント

幅広い年齢層の方が通っているため、人として学べることがたくさんあります。看護の職場はチームワークが大切です。これから始まる臨地実習は、仲間と支え合わなければ乗り越えられません。苦楽を共にすることで団結力が高まり、人間的にも大きく成長することができます。

05 先生やクラスの雰囲気について教えてください。

高橋さん

実家から離れて心細かったのですが、先生はもちろんクラスにも親世代の方が多いので、勉強や仕事の悩み、忘れ物をしたときなど、いろいろな場面で助けてもらっています。クラスメイトを見ていると「頑張っているのは自分だけじゃない」と思えます。やはり仲間の存在は大きいです。毎日練習しているバイタルの測定は、先生方が患者役。准看護科の先生全員が協力してくださいます。

徳本さん

実際の臨床現場では一人ひとりに応じた個別性のある看護を求められます。授業では、「試験で覚えておくべき知識はこうだけど、実際の臨床現場では違う場合もあるからね」と、より実践的な看護を教えてもらっています。

天野さん

レポートの書き方になかなか慣れなくて、間違えてマイナス思考に陥っていたとき、先生が「これからどんどんできるようになっていくよ!」と声をかけてくださり、とても励みになりました。指導の中にも優しさと誠実さが伝わってきて、前向きな気持ちになれました。クラスメイトは自分よりも年上の人が圧倒的に多く、先を見据えた発言力や積極的な行動力にも大きな刺激を受けています。

徳本さん

男子は少ないのですが、男女問わず溶け込みやすい雰囲気です。先生方は、廊下ですれちがうたびに声をかけてくださり、親身になって接してくださいます。

野村さん

レポートには先生から厳しいチェックが入ることもしばしば。でも、実はこれ、赤ではなくてオレンジやピンクのペンで書かれているんです。細やかな配慮がされているなと感じます。辛いことがあってくじけそうになりますが、ここで勉強すればどこの現場に出ても恥ずかしくない知識と技術が身につくと思っています。

先生からのコメント

看護は人の命にかかわる仕事です。厳しい世界だからこそ責任も重大。一人ひとりに真剣に向き合い、時には厳しく、時には優しく接し、看護師として確かな判断力・技術力が身につけられるように指導しています。

06 入学してご自身が変わったと思うことはありますか?

野村さん

仕事をしながら勉強するのは大変だと思っていましたが、今はとても楽しいです! 自分がしたかったことが実現できているので、毎日がものすごく充実しています。

徳本さん

飽きっぽい性格なのでこれまで何をやっても続かなかったのですが、ここで学ぶことで「看護師になる」という強い意志を持ち、自分のやりたいことが明確になりました。仲良くしてくれる友達がいるおかげで「よし、今日も頑張ろう!」と思えます。

天野さん

高校の頃に比べて机に座って勉強する時間が長くなりました。テストの量や頻度、範囲が増えたので、仕事との両立も考えて、計画的に勉強を進めるようになりました。

野村さん

働きながら学ぶことで、社会人としての自覚が芽生え、責任感が強くなったように感じます。

高橋さん

いろいろな年代の方と触れ合えるのでコミュニケーション能力が高くなったと思います。また、働くことで社会を知り、周りへの感謝の気持ちを持てるようになりました。

先生からのコメント

看護の技術や知識が身につき、上達していくのはもちろんですが、最も成長するのは人間性です。勉強していくうちに、看護に対する考えが深まり、病気を治すことだけが看護の仕事ではないと感じられるようになっていくはずです。

07 今後の目標をお聞かせください。

高橋さん

まずは准看護師、さらに看護師の資格を取得することが目標です。ディズニーが好きなので、将来的にはディズニーランドのナースキャストになれたらいいなと思っています。そのために英語力やコミュニケーション能力も磨いています。

天野さん

患者さんにとって何をどうすれば安心した入院生活を送れるのか、笑わない患者さんや心を閉ざしている患者さんの不安や緊張をどうすれば取り除けるのか。常に相手の立場で考え、日々笑顔で、患者さんが温かい気持ちになれるような言葉がけができる看護師になりたいと思っています。

野村さん

小さい頃、入院をしたときにそばで支えてくれた看護師さんのように、患者さんに寄り添える看護師になりたいと思っています。以前は小児科志望でしたが、勤め先の病院で年配の方と関わるようになり、高齢者看護も楽しいと思えるようになりました。このまま地元に残り、今の病院で働けたらいいなと思っています。

徳本さん

大きな目標は、手術室看護師、認定看護師になること。救急にも興味があります。人に教えるのも好きなので、将来的には看護学校の講師としても活躍できたらいいなと思っています。

先生からのコメント

みなさんが夢に近づけるように、国家試験に向けたさまざまなサポートを整え、教職員一丸となって合格へと導きます。病院だけでなく、介護施設や幼稚園、企業など、看護師が活躍できるフィールドは広がっています。看護師になってからも、経験を積み、さらなるキャリアアップを目指すこともできます。

08 後輩に向けてメッセージをお願いします!

天野さん

ゆっくりと勉強していきたい人にとても合っている学校だと思います。午前中や土日に仕事が入るので、きついときもあるかもしれませんが、基本的に1日2コマずつ進んでいくので、頭に入れやすく復習もしやすいと思います。

高橋さん

実際に病院で働いてみると、学校で勉強した内容が仕事の役に立つことがあります。逆に、病院での経験が学校の演習で役に立つこともあるので、ぜひ働きながら学ぶことをお勧めします!

野村さん

働きながらだと大変なこともあるかもしれませんが、普段の学習や実習に必ず役に立つと思います。さまざまなキャリアをもつクラスメイトと一緒に楽しく過ごせます! 指導してくださる先生や学ぶ環境も充実しています! ぜひ防府看護専門学校で一緒に頑張りましょう!

徳本さん

通学しながら働く方には、病院勤務を強く勧めます。現場の空気感を吸収できる上、患者さんの身のまわりの援助ができるので、将来役立つことばかりだと思います。同じ看護の道を行く者同士、切磋琢磨しながら頑張りましょう!

先生からのコメント

コロナ禍の中、病院に勤務している学生たちは皆、誇りをもって医療の最前線で活躍しています。医療人としてはもちろん社会人としての在り方を学び、生きる力を身につけています。社会に関わりながら成長していけるので、大いに自信を持って歩み続けてください!

座談会は2022年時点のものです。

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